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寝たのは午前2時だった。
『バッ‼』と鳥が飛び立つように起きた。
時計を見て呟く。
俊「まだ4時かよ…」
そして,溜め息をつきながら枕に頭を落とす。
寝られるわけがない。目は冴え,寝た前の事を思い出す。
俊「桜,何で俺を誘ったんだろ。プラスに考えると俺のことが…。
マイナスに考えると,男の人へのお土産って言ってたから,彼氏かな…。んで俺に選んでもらってという…。」
ますます眠れなくなり,窓を開けて夜風と戯れ始めた。
救急車のサイレンがかすかにきこえる。
俊「はあ➰。俺にとっては明日は特別な日だけど,他は何事もなくいつも通りに進むんだろうな。」
そんなセンチメンタルな事を呟いていた。
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