出発

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桜「俊君‼ 俊君‼」 俊「ん… ん➰。ニャム」 桜「こらっ。俊‼」 俊「はい‼」 寝耳になんとやら,驚いて速攻起きた。 桜「着いたよ。空港。 俊「うそ。早っ。」 桜「ずっと爆睡してるからさ➰。イビキかいてたよ?(笑)」 俊「えっ。嘘⁉」 桜「ほら,荷物持って‼早く行くよ。」 俊「あぁ,うん。」 みんなバスから下りて,整列をしているところだった。 伸二「おいおい,何やってたんだよ。」 俊「寝てたわ。」 勇「トランプ,ヤバイ楽しかったのに。お前,修学旅行楽しみにしてたじゃん。もっと。テンション上げて行こうぜ。」 俊「あぁ。すまん。」 搭乗説明,手続き,検査,全てが終わり,いよいよ飛行機に乗り込んだ。 俊「よっしゃ➰‼飛行機だ‼何,しようかな➰‼映画見まくろうかな‼」 勇「うっさいな➰。餓鬼じゃねぇんだから,はしゃぐな。」 俊「なにをう⁉お前が…‼」 そうキレ書けたとき,伸二が遮るように言った。 伸二「まあまあ。それより,周りを見てみろよ。俺ら以外に誰もいねぇよ。貸し切りか?」 俊「まさか➰,流石に貸し切りを俺らの学級費だけで出来ないだろ。」 伸二「でも,俺ら以外に誰も搭乗ゲートに並んでなかったぜ?」 俊「それでも,一人か二人くらいは平日とは言え,ビジネスでいるのが普通だしな。おかしいな。」 思考を遮る大声が耳元でつんざいた。 勇「貸し切りだ➰。い➰➰➰やふ⤴⤴。よしゃ,お前もテンション上げろよ。」 俊(てめぇ…。二重人格野郎) 俊「とりあえず,座ろうぜ」 作り笑顔で言った。 周りを見ると同時に桜の位置も確認しようと周りを見た。 俊(あれ,いないな?) 桜「あははは‼。」 桜の笑い声が聞こえた。 俊「ん⁉」 俊の正面の席に3人桜と未来と優が座っていた。 優「本当にすごいね。」 携帯を見て3人で笑っている。 俊「なんだ?」 気になって覗いてみると,携帯には俊の寝顔からヨダレが垂れている現場だった。 俊「お前ら‼いつのまに‼寝顔見られたくなくてカーテンに潜ったのに💦💦。消せ➰」 桜「や➰だ➰(笑)」 『ぶんぶん』 腕を振り回し削除しようと必死だった。 先生「こら,俊‼‼ 落ち着きなさい‼うるさいぞ」 俊「はい,すいません…。」 渋々と席に座った。
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