12727人が本棚に入れています
本棚に追加
/163ページ
罠
『ゴゴゴ…。』
飛行機が離陸した。
俊ら3人は,バスで語らなかった分映画も見ずに語っていた。
伸二「おい,俊。お前好きな人いんのか?」
俊「いや,まぁ。男だし…。」
伸二「え,好きな人男なんか⁉気を付けよ…。」
伸二は若干,右に引いていた。
俊「ちっ,ちげぇよ。男だから,好きな人はもちろんいるって話だよ。」
伸二「男でもいないやついるだろ➰。紛らわしい事言うなよ。」
勇「桜だよな‼俊。」
俊「ばか‼聞こえる。ってかちげぇよ。」
俊は慌てて桜を隙間から見ると,映画を見てヘッドホンを着けていた。
俊「ほっ〓」
勇「そんな慌てなくていいだろ。(笑)」
伸二「お前は桜かぁ。俺は優かな。」
伸二は聞いてもないのに答えた。
俊「あっ。さっきはごめんな。優の隣に座って…。」
伸二「いいよ。どうせお前だし。」
俊「どういう意味だ‼」
勇「まぁ,まぁ(笑)」
落ち着ける勇の顔は完璧に笑っていた。
俊らは普通夜にするであろう女の子についての会話を和気あいあいとしていた。
1時間くらいたったであろうか。
いきなり,客室乗務員がバタバタし始めた。
そして,飛行機は右に大きく傾いた。
『ガタン‼』
最初のコメントを投稿しよう!