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何が必要で、何が大事なのか、探すこともなくただ生きることだけをしていた。
そんな僕らは、今日もただ生きる
けど、いつか僕らにも…
と矛盾な考えはしている。
「馬鹿らし……」
と、呟いやいた声は空気の中へ消える。
学生の僕らは今は文化祭の準備
学校全体が盛りあがる数すくないイベント
その為生徒も先生も、気合い十分だ
そんな中クラスに全体は居るやる気のない奴……
それが僕らだ…
「はぃ、須藤君!何か意見なぃ?」
突然名前を呼ばれて顔を上げた。
名前を呼んだのはクラスの学級員。
もぅだいぶ話は終わっているようで、最後の確認で自分に回って来たのだと思う。
「あぁ……」
短い返事で肯定の意を表す。学級員も納得したようで、(というかいつものコトだし)終わりを告げた。
もぅ既にチャイムは鳴っていたようで…いそいそと帰る支度をしていた。
そんな中自分は動こうとしない。
机に伏せたままSHRが終わるを待った。
「おぃ、須藤!」
また自分の名前を呼ばれて顔を上げた。
「お前また寝てたのかよ…」
悪いのかよ、と一人思いながら既に帰る準備をしてくれたらしく、自分を呼んだ奴は僕の荷物を持って先に進んで行く。
その後をただ付いて行った。
「ダリィ~」
「寝てたくせに」
「ィィだろう」
「……お気楽なャツ」
苦笑いをしてながら、云う目の前の奴。
他愛の無い話。
意味の無い話。
「怠い」
何も無い話。
僕らの、生きる意味を示さない話。
「何回目だよっ」
笑う僕ら
ケド、何処乾いて…日枯らびている。
「怠い」
「しつこいっつーの」
「うるせぇ」
今日も僕らはただ生きる。
けれどホントは
夢や希望何か見つかればと考えて……
その為に生きているのかと………
「須藤?」
「ン?」
「また明日な?」
「あぁ…明日」
そぅ思う。
僕らの約束
一人も逃げるコトなく
生きるコト……明日また逢おう
「じゃあな」
「おぅ」
僕らは明日の為に
ただ生きるコト…
今はそれで十分だと思う。
僕らの生きるコト…
意味はなぃケド…
理由はそれでィィかなぁ
なんて……
歩きだす僕ら
それは行くあてもなぃ
僕らの旅。
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