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すると、
深町と仲が良い、松岡と谷口がやって来た。
谷口は、
谷口陽平と言って、細長いサルみたいな男子。
勉強も出来るし、スポーツも出来た谷口は、松岡程でわないがモテていた。
「松岡ー!桜井が俺の事いじめてくる!!」
「はぁ!?深町いい加減にしろよ!!」
2人の漫才みたいなテンポ感の良い言い合いをみんな微笑ましい顔をしてみていた。
すると、
「なぁ…宮下…。」
「ん?…何?」
松岡はあたしに突然声をかけてきた。
「お前の好きな人って……深町やろ?」
「深……町?」
あたしは首をかしげた。
「うん…。」
あまりにも松岡が真剣な顔をしているので、あたしはビックリしてしまった。
「さっきおらん言ってたけどさ、やっぱ深町かな~って思って…。」
ってか…
もしあたしが深町を好きやったとしても、松岡には関係のない事やし…。
「深町は、友達としてはめっちゃ好きやで☆」
あたしは明るく言い返したものの、
松岡の発言に戸惑っていた。
そういえば…昨年もよく言われたから…。
『深町の事好き?』
と。
あたしは本当に、友達として、深町には恋愛の事だって話せるし、
親友しか知らない事だって話せる。
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