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「……くだらない仲良しごっこね」
「え?」
そう言った瞬間、ボクの身体は貫かれていた。
「……う……っ」
なんで、お姉さん。
どうしてお姉さんが、ここに?
「私は断罪の華。貴方がひとりではないこと、気に入らない。だから殺すわ」
は、な?
ころ、す?
「じゃあさようなら。すす――」
「待って!」
ボクの友達が、叫ぶ。ああ、聞こえるよ。ボクのために、叫んでくれるのが。
「仲良しごっこじゃない! 僕たちは本当に友達なんだから!」
「それに、みんなひとりじゃないもの。お姉さんにはわからないの? ひとりで生きるのは寂しいんだよ?」
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