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「そんなの知らない!
忘れた!」
立場が悪くなりそうだからね。
忘れたふりだよ。
「絶対、忘れてないですよね!」
「まぁまぁ、とりあえずこの写真をネットに流していい?」
と、僕はさっき撮った写真を見せた。
「!
止めてください!
って、言うか消してください!」
そして、彼女が僕のほうに走ってきた。
その瞬間!
ツルッ!!スッテーン!!!
と、彼女は前に転んだ。
彼女は、こけた状態で停止している。
……………………………暫らくの沈黙。
「ク、ククク、アハハハハハ!!!」
もう無理だ!耐えれない!
「アハハハハハハハハハ!!」
と、僕はお腹を押さえて笑い転げる。
「もう!魔王様!
そんなに笑わないで下さい!」
彼女が赤面しながら叫ぶけど、無理。
「アハハハハハハハハハ!!」
「もう!いい加減、笑わないで下さい!」
「アハハハハハハハハハハハハハハ!!」
……………こんな、普通な日々。
こんな、僕と彼女がいて、僕が笑ったり、彼女が笑ったりする日々。
そんな日々がいつまでも、続くと思っていた。
そう、思っていた…………………。
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