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ここはバンエルティア号という船。
ギルド『アドリビトム』に所属する“彼女”は、今日も騒がしかった。
「あー……今日も一段と騒がしいネ」
と言ってボクは目の前の惨劇(そりゃもーある意味スゴイヨ……)に苦笑してた。
ちなみにボクはアドリビドムに所属する天才少年・マオだヨ♪
「逃がさないわよォォォッ!! このヘンタイ戦隊スケベスリー!」
「ぎゃあァァァッ! 来るなァァァッ!!」
「ま、待て、フレア! 頼むから待ってくれェェェッ!!」
「ていうか! 船内でダガーとボムを振り回しちゃダメだってっ!」
ゼロス、そのセリフ、もう三回目だヨ。
「黙れスケベレッド! おまえの命もここまでよ! 死ねェェェッ!!」
「ってその蒼破刃は俺にごばぁっ!!!」
「あっ、スパぶほぉっ!」
あらら。スケベグリーン(スパーダ)とスケベブルー(チェスター)が蒼破刃で撃沈しちゃった。
残るはスケベレッド(ゼロス)だけだネ。
「待ってェッ! お願いだから許して、フレアちゃ……」
「黙れ! また女風呂を覗いて……! 二度と生きて帰って来れないよう、メスカル山脈の崖に放り投げてくれるわっ!」
「ちょ、ボムが……!? やーめーてェェェ……ッ!!!」
あーあ……ゼロス、女の子みたいな悲鳴を上げて逝っちゃったヨ。ナンマイダブナンマイダブ……。
……あれ? 違ったっけ?
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