ディセンダー・フレア

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「おまえら全員簀巻きにしてやる! 店長、ロープを!」 「店長じゃなくて船長です! いい加減やめてください、それ!」  て……ゴホン、船長のチャットが出てきた。ていうかいつまで続くかな、あのボケ。 「べつにいいでしょ。それよりスケベスリーの確保を……」 「あ。どうでもいいんだ」  とりあえずボク、ロープを持ってスパーダの確保を手伝っちゃった(これ以上暴れられたら損害費が高くなりそうだし)。 「手伝ってくれるの? マオ」 「この三人が悪いのは事実だしネ♪」 「──可愛い。完璧に癒しだよね、君の存在は……」 「そう言うフレアも可愛いと思うヨ♪」  って思ってたことを言ってあげたら、なんかばったり倒れちゃった。なんで? 「──ハッ! 危うく川を渡りそうだった」  あ。復活した。 「さてと……校長」 「船長です!」 「船長、この愚者三人メスカル山脈に放り投げてくるんで、行ってきまーす」  そう言ってフレアは気絶している三人を引きずって行っちゃった。 「はぁ……本当、なんであの人が『ディセンダー』なんでしょうか?」 「さあ♪」  知らないけど……ボクは面白いからこれで良いと思うヨ?  世界を救うディセンダーも、ホントはボクらとおんなじだしネ。
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