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「アニスー！ ルーティー！」
あれ？ フレア？
どうしたんだろ。あんなに慌てて。
……あ。紹介遅れちゃった。ボクはジーニアスだよ。
「どうしたのフレア？」
「これこれ！ これを見て！」
そう言ってなんかの紙をアニスとルーティに見えるように広げてる。って言うかあの紙は何？
「なんか、宝の地図っぽく見えない？」
「あらホント！ ちょ、どこで手に入れてきたのよ！？」
さすが盗賊。即反応したよ。
「えーっと、倉庫を掃除してたらね、なんかの荷物から落ちたの。で、それをパク……もらってきたの」
あれ？ 今パクるって言おうとしなかった？ パクるって言いかけたよね！？
「マジで！？ この船なら宝の地図の一つや二つ、ありそうだよね！ ぐへへへへ……」
あのー、アニスさん？ 目がものすごく怖いんですけど……。
「でさ、でさ！ あたしらでこれを見つけに行かない？ ってか行こう！」
あ、フレアの目もきらきら……じゃなくぎらぎらしてる。
「はーい！ アニスちゃん、大賛成でーす」
「あたしも賛成！ お宝お宝♪」
やっぱ乗り気だ。さすがお金にがめつい人たち。
「場所はチュロス海底遺跡。ルーティは回復か援護に回ってね」
「オッケー！」
「んじゃ、一時間後にね！」
アニスがそう言うと、三人は解散していった。……大丈夫かな？
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