灰色の無味乾燥な日々

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一方通行は昼の『実験』までどうするか、と考えていた。 何もすることがないので寝ることにした。 3時間後、一方通行は目を覚ました。 「ッたく、この後も『実験』で夜も『実験』、『実験』、『実験』ってなンですかァ!?」 一方通行はまるで寝坊したから学校に行きたくない、そんな子供みたいな態度だった。 午後3時30分。 昼の『実験』が始まる時間になった。 開始時刻になった瞬間、一方通行は目的地に向かった。 10分後、一方通行は目的地の廃棄工場に着いた そこにはミサカが3体いた。 一方通行は 「いやァ、遅れてスマンかったァ、お詫びによォ…」 そう言いながらミサカ3体に近づき 「3体のお姫様にまとめて安らかな眠りをあたえてやる♪」 笑顔でミサカ3体の肩に触っていった。 ミサカ達は一瞬、口を開いた。 しかし、その前に一方通行が生体電気の『向き』を変換させた。 ミサカ達はそのまま無言でふぁさっと軽く倒れた。 まるで疲れた女子高生が家に帰った後にベッドで倒れるように… 昼の『実験』は開始から5分たらずで終了した。
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