実験

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一方通行は実験開始より10分も前に実験場に着いた。 夜空を見ながら一方通行は思う。 「本当に、本当にレベル6(絶対能力者)になれば、俺の中の何かが変わンのかァ?」と。 そして、カツ、コツと靴の音が聞こえた。 「妹達(シスターズ)」だ。 一方通行はハァとため息をついた。 今回のシリアルナンバーは100号の「ミサカ」だ。 「ミサカ」は言った。 「何故レベル6に進化する必要があるのですか、とミサカは疑問に思います。」 一方通行は言い返した。 「あァ!?決まってンじゃねェか! 『無敵』になれば、俺に逆らうようなヤロウどもがいなくなるからな!」 ミサカは呆れたように 「そうですか、とミサカは呆れます。 減らず口を叩いてる内に10分たっていますので、それでは第100号、実験を開始します、とミサカは述べます。」 一方通行は 「ハッ!乱造品ごときがベラベラベラベラ語ってンじゃねェぞォ!!!」 と、同時に襲いかかってきた。
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