落ちこぼれと呼ばれた少年

魔闘会2

「次はシエル=マルフォードVSマルク=マインズハーズです！
では、始めっ！」

司会者の合図で試合が始まる。

「あっ…お前は…ベルゼの手下1じゃないか！
あっ！元、手下か」

「おっ！俺はついているみたいだ…。
相手があの落ちこぼれ君だなんて」

そう言って、ふひひ…と下品に笑う。

「キモいなぁ…。つか飽きてきた…。
もう終わりにしてもいい？」

まだ何もしていないのに飽きたと言うシエル。

「いいよ。終わりにしてあげる。
今なら土下座しながら「生まれながらの汚物ですいません」って謝ったら許してあげなくもないけど？」

にやにやしながら手下1もといマルクは言った。