さらわれたローク

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†――――― ローク「はぁ~…懐かしいな……」 旅人で賑わう港を懐かしそうに、ロークが見回す ミル「そっか、ロークはこの港を通ってアバランナ大陸に来たんだもんね。」 ローク「ああ。前に来た時は滞在せずに船に直行だったからなぁ…あんまり覚えてないケド。」 先頭を歩いていたラルクが、時計を取り出した ラルク「丁度昼時だな……この港で何か食っていくか?西に少し歩いた所にも街がある―――」 突然、ラルクは口を閉じた リーズ「どうかしたのですか?」 歩みを止めたラルクの視線をパーティーが追う そこにはローブを纏った何者かが、三人の男に追われている姿があった レク「な、何だ!?」 シード「おい、男達の服装――!」 白い帽子に、白い軍服… ラルク「神軍だ…」 ラルクが眉を顰めた 「そこの女、止まれ!」 神軍兵の言葉からして、女のようだ だが、止まる事なく走るスピードを上げている ローク「ていうか………こっちに向かって来てるくね……?」  
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