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海沿いの街にある大学に通っている俺達は、サークルを通じて知り合った。
俺の名前は、坂木 ヒロ。この大学に通う1年生。季節は冬を迎え、授業にもサークルにも慣れ始めていた。
「リーチ♪」
「はぁ?ヒロ…速いって…」
部室で他のメンバーを待ちながら、先輩達と麻雀を打っていると…
「はいヒロ君♪あーん♪」
後ろで俺にくっついていた1つ上の女の先輩、中川 麗美(ナカガワ-レミ)がプリンを差し出す。
「美味しいっしょ♪」
「美味い♪」
「良かった♪私ね~学食のプリンが無きゃダメなのよ~」
「麗美~俺も」
「ダ~メ♪これ私の」
「ヒロにやったじゃん…」
「ヒロ君はいいの♪格好いいから」
「どういう基準だよ…くっそ~ヒロばっかり~」
「まぁまぁ…落ち着いて…あっ!それロン♪役満♪32000♪」
「くそ~世の中不公平だ~!!」
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