智美と雅

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一方、収達は… 「ヒロ君居ないじゃん!!」 「おかしいな~もう一回電話してみますね」 収が携帯を開くと、電波が届かない圏外… 「ダメっすね…圏外です」 「そっか…何かその辺の部屋に入ってるかもね」 「………れ?」 「ん?何か言った?」 「言ってないよ…収君じゃないの?」 「俺じゃないっすよ…」 「お兄ちゃん達…誰?」 『ぎゃあ~~!!』 「あっ!おい…」 収と麗美が逃げ出し、後に残った先輩が、声の方へ振り向いた。 そこにははっきりと見える少女の姿が… 「女の子か…ごめんな…面白半分で入っちまった」 「ううん♪お兄ちゃん怖がらないんだね」 「あぁ♪幽霊は怖くないし、君みたいにはっきり見えたら、幽霊って信じられないって」
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