サークル

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「確かにヒロは格好良すぎるな…容姿端麗、成績優秀、運動神経抜群、男の俺でも惚れそうだって」 コイツは、俺と同じ学年の前田 収(マエダ-オサム)。サークルに入る前に知り合い、何となく一緒にこのサークルに入った。 「あのなぁ収まで何言ってんだよ。それに最後の言葉…お前、誤解されるぞ」 「う゛…それはヤダな…」 ――ガチャ 部室のドアが開き、麗美と同い年の女の先輩、水谷 智美(ミズタニ-サトミ)が、顔を覗かせた。 性格は、麗美とは真逆のおとなしく、感情はあまり表に出さない。顔は、可愛くて惚れる男も多いらしい。 「智美~あんたまた告られたんだって?どんな奴?」 「野球部の池田君…」 やっぱりモテるんだな~ 「で?やっぱり振ったんだ♪」 「うん…」 そっか…そういえば居たな~俺と同じ学年で告った奴…あれ?同じサークル何だけど名前出て来ないや…
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