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「じゃあヒロ、後ろからついて来いよ。山の入口に駐車場があるから、そこに車止めるからな」
「了解♪」
さっきと同じように乗り込み、車のエンジンを掛けた。
「何かワクワクするね♪」
「そうっすね♪」
麗美と収は乗り気か。健太も智美を守る気でいるし…ってか、コイツ諦めてないのか?
「ヒロ君…一緒に歩いていい?何かいろいろ怖くて…」
「あぁ♪一緒に行こう」
う゛…後ろから殺気が…健太か…
「麗美?これから行く所って何かあったの?」
「うん…すっごい大きい家なんだけどね、強盗に入られちゃって…元々周りから恨まれてたみたいで、みんな殺されちゃったの」
「へぇ~それでその幽霊がさまよってるってか…それって、ガチ心霊スポットじゃん」
「そうだよ~うちのクラスの子も何人か見たって言ってるし」
横で智美は、耳を塞いで震えていた。
そうこうしてるうちに、前の車が曲がり、駐車場で止まった。
「着いたな…」
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