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そんな悲しい夏の終わりから何度、夏を迎えたか・・・。
アタシは中学3年・兄は高校生になっていた。
母がいなくなって以来、アタシはいつも父に《しつけ》という暴力を受けていた。
父が怒鳴るたびに一升瓶が空を舞ってアタシの元に飛んできては砕け散る。
恐怖で泣けば、叩かれて投げられて…幾度となく血で顔面を染めた。
時には頭をお風呂の満タンにはられた湯舟に押さえつけられ・・・。
寒い中、裸足のままで外に何時間も正座をさせられたり…。
何度も地獄をみた。
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