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雨音に、 はうっすらと目を開けた。
時計は深夜の1:00を示している。
寝汗のせいか、酷く気分が悪い。
机の上には規則的な光で着信を知らせる携帯電話。
そういえば僕は何時に寝たのだったか。
突然なんだけれど、ちょっとした思い出話でもしようと思う。
2年前の秋頃、自分はとある人と付き合い始めた。
特別目立って容姿が良い訳でもなく
何が魅力的なんだと問われても、すぐには答えられないだろう。
出会いはベターに喫茶店
隣の席で勉強してたのが、実は同じ大学の人だったってやつで
眠そうに欠伸を繰り返しては口元を手で押さえていた。
最後は眠気に勝てなかったらしく、手元のカップを落として水浸し
こちらまで被害は及ぶ。
本当に嫌になる話だ。
なんだけども、不思議なことにこれが縁なのだ。
本当に馬鹿な奴だと思う。
それから少しして、
まぁ色々あったんだけど
二人は付き合うまでにに至った
自分は、あいつが好きだった
きっと自分は、あいつが好きで
特別何も変わらない。
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