第4

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ある数学の教授がいた。彼は家に帰る途中に1枚のコインを拾った。 片面には三角形の模様、もう片面には星の模様が彫ってあった。 教授は確率について研究をしていたので、 このコインの「裏」の出る確率をしらべようとした。 しかし、教授はどっちが「裏」かわからない。 翌日、教授はいろんな人にこのコインのことを尋ねてみた。 しかし、皆見たことすらないという。 その日から、教授は常にコインを持ち歩き 人に会えば、その度コインについて訊いていた。 暇があればコインを投げて、出た面をチェックしていった。 それからどれくらいの月日が経っただろうか、 どれくらい教授はコインを投げただろうか、 ついに「三角」の出る確率と「星」の出る確率が割りだされた。 三角…25%  星…75% 信頼できる確率である。 しかし、教授は「裏」の出る確率が知りたかった。 結局どちらが「裏」かわからないまま 教授は死んだ
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