感情文

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温かくでも、寂しい9月の夕べ。 空。お月様と2、3の星が煌めく。 光。小さな灯りが辺りを照らす。 手を繋ぐ親子の影法師を眺める田舎のバス停。 『遅くなったね、ごめん』 っと日に焼けた君が笑うだけで、寂しさが薄まる。 『さぁ~行こうか』っと、その親子の真似をして手を繋ぎ歩く。 『幸せは身近に在るんだ』と、お月様が微笑みをくれた。
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