感情文

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道。カエルが鳴く夕暮れ。 二人通りの通学路。 音。拙いカッコウのリコーダー。 『去年やったね』と笑う君 冬。朝は氷を足で割りながら歩く道。 露。光を反射射せながら草木を彩る。 大人になって歩くと『何であんなに楽しかった』のか解らなくなる。 あなたと逢った時のまま。 変わらない道が、頬を撫でた。 過去に変わった 音がした。 今も何処かに 君は居るのに
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