一章~出会い~

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しかし返事が来ない。内容がまずかったのかな?そんな事を河村さんに言うと  「アドレス見せてみ~」  と言って来たのでアドレスを見せた。  「これは星座の意味やと思うから、このことを聞いてみたら?」  と言ってくれたので、聞いてみた。そしたら返事が来た。この時、僕は自分がヘボイことに気付いた。どんなメールをしたら返事が来るのか。そして、返事が来たらどのように返信したら良いのか。など、女性とメールするにおける初歩的なことを知らなかった自分が嫌だった。  ちなみに僕が送ったメールは次のようなものであった。  「初めまして、春日高校に通っている高校一年生の隆一です。これからよろしくね」  それ以来、僕は河村さんと人間関係の築き方についての話をするようになった。河村さんは、ハウツー本を読んでいたわけでもなく、非常に人間関係の築き方、メールの打ち方、どれを取っても尊敬した。ある時は鬱病の人の相談役になっていたそうである。
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