序章

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私たちはいろんな人と絶えず出会っている。それこそ星の数とまではいかなあが、一日に何百何千という他人と顔を合わせていれ。その中で知り合える人の数はもちろん、運命の人との出会いなんて奇跡としか言いようがない。そう、まるで何千年も前から二人が出会うように神様が仕組んでいたように。では私たちにはなぜ別れというものがやってくるのだろうか。別れというものは非常に悲しいものであり、また残酷なものでもある。別れがきっかけで泣く人もいれば、別れた腹いせに殺人を犯す人もいる。しかし、やはり別れというものは悲しいだろう。そう、人は悲しみを経験することによって他人の悲しみ、他人への思い遣りの心が成長していくのだろう。そして別れた後、きっとかなたはこう思うだろう。「今の自分があるのは、あなたがいたから」だと。このことに気付ける人は今後の人生に大きく影響するだろうし、人間的にもかなり成長出来る人だと思う。
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