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アーゼル(…マジかよ。まぁ親父から離れられっから、いいかな?
さて…アルの奴に気付かれないようにするか。正直、あいつと離れたいし…。)
グレーアル(…うん!ヒーローにもたまには別れが必要ということだな!
あとは…アーゼルの奴に気付かれないようにするだけだぞ!)
流石兄弟。
考えてることはほぼ一緒でした。
さて、次の日。
イヴァンは狩りに行くと言って、猟銃とご飯とウォッカを持ちました。
そして子供達に猟銃を向けて、狩りに強制連行しました。
狩りに出かけて行った3人を、朝食用中華鍋を振って見送った耀は速やかに身支度を始めるのでした。
イヴァン「もうちょっと奥まで行ってみようか。」
アーゼル「親父!!アルがもう無理っぽいからちょっと休ませようぜ!?」
グレーアル「…ぜぇっ…し、死ぬ…。」
イヴァン「まだ3時間しかたってないよ?」
アーゼル「大体、こんな急斜面をずっと登ってること自体が間違ってんだよ!
ここは森のはずよな!?」
イヴァン「ん?森だよー。
僕のところの森も大体こんなカンジだったし!」
アーゼル「雪国のツンドラと一緒にすんじゃねぇ。
俺もマジで休みてぇ……。」
イヴァン「うーん…なら、この斜面の上で休憩しよっか。
もうすぐお昼だしね!」
グレーアル「お昼!?
よーし待ってろよハンバーガァアアアア!!!」
グレーアルは見違えたかのように元気になり、
斜面を駆け上がって行きました。
アーゼル「ってお前めちゃくちゃ元気じゃねぇか!!!」
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