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サクサクと、草を踏み締める音を響かせながら2人は歩いていました。
もう3時間経つ頃、グレーアルが文句を言い出しました。
グレーアル「何だい?もう随分経つんじゃないか?」
アーゼル「確かに…親父の気配しねぇな。」
グレーアル「(仕掛けてみるか…)…これ、もしかして捨てられてないかい?」
アーゼル「(…)はっ、まっさか。」
グレーアル「一旦、家に帰るかい?(会うことないけどね!)」
アーゼル「そうだな。もしかしたら会うかもしんねーし。(会うわけねーがな!)」
とりあえず、お互いに相手から逃れる方法を見つけられないまま、家に向かうことにしてみました
………が。
アーゼル「…何だ?家の方向に向かう度に妙な寒気が……!」
グレーアル「い、やっぱりやめとこうか!!」
アーゼル「そ、そうだなっ!」
アーゼルとグレーアルはその場から即刻立ち去りました。
ちなみに、イヴァンの呪いか何かだったのかどうかは誰にも分からないことです。
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