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普段歩いて通っている距離なので、車で迎えに行くとあっという間だった。
駅前にいるケイコはすぐに見つかった。
いつも見慣れているものの、他の人と比べると結構美人な事がこの時も思った。
俺「おーい!」
ケイコ「あっ、○○さんっ」
ケイコは近付き車の助手席側のドアを開け...
ケイコ「こちらに座ってもいいですか?」
俺「いいよ。××さんのために空けてたんだから」
俺は冗談めに言ったのだがケイコの顔はみるみる赤くなり、ふらふらっと助手席に座った。
ケイコは力なくドアを閉めたが閉まらずもう一度力を入れて閉めなおした。
俺「さぁ、いこか」
ケイコ「すいません、車出してもらって」
俺「いいって事よ。それよりシートベルト締めてよ」
ケイコ「あっ、そうですねアハッ」
どうやら照れも和らぎ元気を取り戻したようだ
ケイコの太ももを見るとスーパーのレジ袋があった。
俺「その袋は?」
ケイコ「あっ、これはですね肉です。牛肉」
俺「牛肉?」
ケイコ「そう、ドアノブに下げとくと腐りそうだったから」
俺「フッ...そう...。」
ケイコ「...あっ、あと酒屋近くにあります?」
俺「酒を売ってるコンビニならあるけど」
ケイコ「ちょっとお酒を買いたいんで寄ってもらえますか?」
俺「ゴクッ...うん。分かった」
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