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翔「…凛、眠い?」
凛「ん?まだ眠くないよ。」
翔「んじゃ、凛と一緒に行きたい場所があるんだけど、ィィ?」
凛「うん。行きたい!!」
と言うことで移動----
着いた先は、高台。
凛「ココ~?」
翔「うん。
右に見える大きな橋わかる?
あそこでよく事故あって、何度も出動したんだ。
いっつもすげぇ人身事故。
原形とどめてないくらい酷い現場も何度も見た。
…たまに人落ちるしさ、そのたび要請きて救助。
そして、ココの真下に見える道路あるでしょ?
そこも、よく人身事故あって出動してた。
モチロン火災が発生した時もあって、危ない目にもあったりして…
でも、その時は絶対的に信頼できる仲間が居て…。
命預けてる仲間だからさ。
今でも、本当大事な仲間。
----本当、この街は思い出いっぱいあるんだぁ。」
私は、一生懸命に話す翔を見て、ずっと「うん。うん。」と聞いていた。
翔「………俺さぁ、今までこんなコト話したコトも無かったし、人に話すコトじゃないと思ってた。
…でも、なんでだろ。
不思議だよね。
凛にだけは話したかったんだ。
“俺、ココで頑張ってたんだよ!!”
って。
ダカラ絶対連れてきたかった。
…なんて言うんだろ。
“凛にだけは認めて欲しい”
って感じかな。」
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