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‐ありがとう‐
翔「………ゴメンな。」
………は?何ソレ?
凛「………ゴメンって何?
そんな言葉要らないんだけど!!!」
翔「だってさ…………」
凛「“ゴメン”なんて、そんな言葉、絶対いらない!
何に対しての“ゴメン”なの?
私は翔に対して“ありがとう”って思ってるよ?
“ゴメン”なんて言ったら、私タチが出逢ったコトすら全否定するコトになるよ!!
翔はそれでもいいの?!
私はそんなの嫌だよ!!!
だから、今後一切、絶対に口に出さないで!!!」
翔「…………うん。
そうだよね。
俺もありがと。って思ってる…。
………ただ、“この人だっ!!”て人が目の前に居て、その人も同じ気持ちで居てくれてるのに。
って思うと………
なんでなんだろ。どうして今逢ったんだろ。って………。」
凛「それは!!!
昔、私タチは1人の人間だったカラ!!
さっきショウが言ってたんじゃん!!
きっと出逢うタイミングを間違っただけ。」
翔「………きっと、これから先も俺タチはグダグダになったり持ちこたえたりしながら生きていくんだね。」
凛「しょうがないよ。
それだけの人と逢っちゃったんだから(笑)」
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