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翌日、刹那と涼は前日同様、決してかっこよくはない変装をして学校に着いた
1年生は四階のため、2人が階段を登っている時に事件は起きた
「ハァッハァッ……」
「!…ん?」
ドンッと音がし、刹那は誰かにぶつかった
「刹那…大丈夫か?」
「何とかな…つーか誰?」
涼が若干哀れみを込めて刹那を労う、そんな刹那は自分にもたれかかっている女の子に気付く
「すみません…てあれ?
灰宮君に青峰君…だよね…!お願い!助けて!」
ぶつかってきたのは神無月奈々だった
2人は状況が飲み込めず、顔を見合わせていた
「あのさ…神無月さん、なにがあったんだ?」
とりあえず状況把握のため、涼が尋ねた
「実は……」
神無月さんが話し始めようとした時にソイツはやってきた
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