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早智子「高校3年生? ということは
私と同じ羊年?」
男の子「はっ、はい。 じゃあ、
お姉さんも高3ですか?」
男の子なりに気をまわしたつもりが、
かえって早智子の反感を買った。
早智子「あなた今“お姉さん”って言ったじゃない。
高3のはずがないでしょ!!」
しまった!今日は怒りに来たんじゃなかった。”
早智子はスグに反省した。
早智子「いつもバイトしてるの?」
男の子「はい、毎日。」
早智子「毎日?」
男の子「父を小さいときに亡くしたので。
お母さんを少しでも楽にしてあげようと思って。」
早智子「そう。」
男の子の純粋な瞳を見て少し涙腺が緩んだが、
早智子は続けた。
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