第一章 達也

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「いくら貰ったんだよ?」 輝は俺の受け取った封筒を覗き込むような仕草をとる。 「んーと…」 俺は封筒に入った万札を数える。 「まぁざっと三十万くらいかな。」 俺はそう言い、一万を輝に渡す。 「どーも。金持ちは違うねぇ。」 輝は嫌みを込めて言う。 「だろ?つーかお前がここ来るなんて珍しいじゃん。なにしたの?」 俺は輝に聞く。 「まぁとりあえず出ようぜ?話はそれからだ。」 俺は輝の言葉に頷くと輝と出口に向かって歩いて行った。
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