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「てめぇはおじいちゃんか。」
輝はコーヒーを啜りながら、冷静に突っ込む。
「もう俺達も二十歳だぜ?いい加減半端やってらんねぇなぁ。」
俺は爪楊枝をハンバーグの皿の上に捨てる。
「まぁな。お前もそろそろちゃんとした仕事探さないとな。」
俺は輝の一言に口を尖らせる。
「てか白虎の野郎は仕事みっけたんか?」
俺は輝に聞く。
「さぁな。明日あいつも来るらしいから聞いてみれば?」
「そうすっか。」
俺は立ち上がり、一万を伝票の上に置く。
「釣りはやるよ。」
「女か?」
輝はニヤつきながら言う。
「違ぇーよ。馬鹿。」
俺はそう言ってファミレスを出た。
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