第一章 達也

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「てめぇはおじいちゃんか。」 輝はコーヒーを啜りながら、冷静に突っ込む。 「もう俺達も二十歳だぜ?いい加減半端やってらんねぇなぁ。」 俺は爪楊枝をハンバーグの皿の上に捨てる。 「まぁな。お前もそろそろちゃんとした仕事探さないとな。」 俺は輝の一言に口を尖らせる。 「てか白虎の野郎は仕事みっけたんか?」 俺は輝に聞く。 「さぁな。明日あいつも来るらしいから聞いてみれば?」 「そうすっか。」 俺は立ち上がり、一万を伝票の上に置く。 「釣りはやるよ。」 「女か?」 輝はニヤつきながら言う。 「違ぇーよ。馬鹿。」 俺はそう言ってファミレスを出た。
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