第一章 達也

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「おう。黒龍久しぶりだな。お前の噂結構聞いてんぞ?地下闘技場で百戦無敗のチャンピオンらしいじゃん。」 桜島は俺の背中を叩く。 「まぁな。」 俺はなんだか照れて、首の裏を掻く。 「さすがは俺に唯一勝った男だな。そうでなくちゃな。」 桜島はそう言って笑った。 「おい。そろそろ始まんぞ。入ろうぜ。」 輝は俺達にそう言い、早歩きで歩いていく。 俺達もその後ろに着いていく。
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