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かったるい儀式が始まり、白虎はほとんど寝ている状態だった。
俺はジッと達也の遺影を眺め、昔の事を思い出していた。
まだ何も解決しちゃいない。
達也が誰に殺されたのかも分かっちゃいない。
みんなはもう無駄だと言うけどなんか煮え切らねぇ。
解決してやんねぇと達也も成仏出来ねぇし、俺だって罪を償い切れねぇ。
俺はまだ諦めちゃいねぇ。
「………い」
「……龍。」
「おい黒龍!」
俺は輝の怒声にピクッと身体を反応させる。
「終わったぞ。達也の母さん探しに行こうぜ。」
「あ…あぁ。」
俺はゆっくり立ち上がる。
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