PROLOGUE

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「逃げてばっかだな!!!チャンピオンさんよぉッ!!!」 河内はそう叫ぶと、一歩踏み出し、俺の腹にアッパーを入れた。 「んご…」 俺は歯を食いしばる。 「こんなもんかよ!!!」 河内はそう吐き捨てると、即座に俺の顔面に右ストレートを放つ。 「ぐ…」 俺は後ろに引き下がる。 金網に背中を預ける。 「追い込まれたなぁ…チャンピオン。」 河内は笑う。 俺は金網を両手でしっかり掴む。 「俯いてんじゃねーぞ!!!!」 河内はそう言って、俺に駆け込む。 「甘ぇ。」 俺はそう呟くと、駆け込んできた河内の胸に金網を使ったドロップキックを放つ。 「あが…」
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