第五章 最強再来

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白虎はまるで兄貴に話しかけるように言う。 「でも俺は思い付いたんだ。兄貴が倒せなかった奴を倒せば兄貴より強いんじゃねぇか…ってな。だから…お前を…」 白虎は顔を上げ、宗佐を睨む。 涙の溢れた瞳で。 「ブッ倒す。」 そう言って白虎は宗佐に駆け出した。 「ウラァァァァァァア!!!!」 宗佐は構える。 白虎は思いっきりの右フックを宗佐の顔面目掛けて放つ。 「っつ…」 宗佐は左腕でそれをガードすると、白虎の腹部に右アッパーを入れる。 「ぐっ…………アァァァァァア!!!」 白虎は一度痛そうにしたが、体制を整えると狂ったように腕を振るった。 綺麗に避けられていく白虎の攻撃。
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