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「お前、大丈夫かよ?」
そう言って笑う宗佐が白虎には偉大に見えた。
この人こそが最強なんだと。
差し延べられた手をしっかり掴むと白虎は立ち上がる。
「いてぇ…」
「当たり前だろ。あんだけやられりゃな。」
白虎は腹を押さえながら、宗佐に肩を借り、表路地に出る。
「よぉ。」
その声に顔を上げるとそこにはこの間のヤクザが。
「…チッ。」
白虎は舌打ちすると、宗佐の肩から離れ、かかっていこうとする。
だが、宗佐は行こうとする白虎の肩を掴み、止める。
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