序章

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太陽が上がり、学校に行き、勉強をして、友達と喋って、また勉強をして、家に帰って、寝る。 以後繰り返し、リピート。 普通の面白みのない生活。 時には刺激が欲しいが強すぎるのは困る。 時には変わったことが起きて欲しいが変わりすぎるのは困る。 普通で良いのだ。 普通で……。 だがどうもそうはいかないらしい。 戦国時代。 かの天下泰平を成し遂げた徳川家康に仕えた四人の家臣がいた。 その四人は波乱を極めた戦国時代の家康を支え、後に『徳川四天王』と称されるようになる。 四天王の筆頭、酒井忠次(さかい ただつぐ) 知勇兼備、榊原康政(さかきばら やすまさ) 東国一の武士、本多忠勝(ほんだ ただかつ) 赤鬼の異名、井伊直政(いい なおまさ) 時は現代。 場所は愛知県。 もはや戦国時代とは無縁だったこの時代、徳川四天王の親達は原因不明にいがみ合っていた。 やがて四天王の親達はマフィアとなり抗争も表面化してしまう。 上野郷を束ねる榊原。 蔵名を束ねる本多。 近江を束ねる井伊。 井田を束ねる酒井。 これは何も知らない榊原家の若頭。 榊原康政と個性的過ぎる四天王達が織り成すハチャメチャストーリー。 愛知県の平和。 そして事態の収束は彼ら四天王達に託された。
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