~Ⅰ~

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直央side 「きゃー!!!滝川兄弟よ!」 「超かっこいい!」 「あの先輩まじかっこいい!!」 うるさい。とにかくうるさい。 2年になったからといって、女子が静かになることはない。 それはわかってる。 でも、これはうるさすぎる。 俺は、前髪についた桜の花びらを髪をかき上げつつ取る。 「きゃー!!!」 うるさい。 まじでうるさい。 『あはは~。俺たちもしかモテモテ? ねぇ?直央?』 横でニコニコしてる金髪は俺の双子の兄貴。 髪の色以外はまったく同じの一卵性双生児だ。
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