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私は井都 静(イト シズカ)
この私立坂上高校普通科の二年生です
あまり何事もなく高校の一年間は過ごしてきたのですが
ある日…
「やっと、この日が来たわ!!」
昼休みだった
それぞれの生徒が各自で弁当を出して食べている最中である
「…え?この日ってなに、デトロちゃん」
井都の横には、焦げ茶色の髪の毛のツインテールで身長は163cm、胸はCカップというプロポーションの女の子が嬉しそうに目を輝かせながら立っていた
そう、彼女は私の幼い頃からの親友でありいつも唐突に謎な行動を起こすという事で(色んな意味で)有名な女の子です
デトロちゃんというのは聞いて分かる通りのあだ名です
「有言実行よ!!高校入学時に言ったあたしの言葉、覚えてるよね!?」
「え…えぁ、えと…二年生までにバンド活動の人員を集めとけってやつ?」
井都は視線をキョロキョロしながら返答を返した
「そうそれ!!」
デトロちゃんは人差し指を立ててはっきりと言った
「ご…ごめん、1人も…」
デトロちゃんはニヤリと笑って
「だーと思ったのよねぇ、だから明日からあたしとあなたで学校にサークル創設の依頼を出そうと思ってるの」
「サークル創設、デトロちゃんなに考えてんの!?」
素で驚いたのか井都は大きな声を出してしまった
刹那、教室の空気が静まったのは言うまでもないだろう…
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