GEAR

1/1
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/33ページ

GEAR

いつものように二人でいたら 何かが噛み合った その瞬間が幸せだった 笑ってくれるかな そう思って言った言葉で キミは笑ってくれた いつものように二人でいたら 何かが噛み合った その瞬間がほんとの始まりだった 特別なテレパシーでは無い けど僕ら同時に目を見あった… 悲しくなった時に キミに安らぎを望んだよ でもうまく伝わんなくて もどかしいのさ 僕のGEAR キミのGEAR 二つが噛み合うのを 待つしかないのさ 妙な強がりのせいで 必要な言葉さえ言えなくなってしまった 思ったことをそのまま声に出せたら どれだけ楽だろうか さよならを言う時 キミからの「待って」を望んだよ もう少し一緒にいたい そう言えばいいのに 言えない自分 僕のGEAR キミのGEAR 噛み合って 通じる心 二つが噛み合うまで 待つしかないのか… 僕のGEAR キミのGEAR 手を伸ばせば 届く距離だ 力ずくで 僕の手で 噛み合わせてやる 少しの痛みで 通じあえるなら 精一杯、声を出すんだ
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!