第1章「出撃編」

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第1章「出撃編」

2241年、20年前の大戦で人口は全盛期の半数にまで減少していた。世界中のめぼしい都市のほとんどが壊滅、廃墟と化し、世界が元通りになることなど不可能かと思われた。しかし、人類は誰もが予測しえなかった脅威的な速さで街を復興し、再び人類が望んだ平和が訪れたかに思えた。だがそれは再び惨禍が訪れるための予兆にすぎなかった。 ある晴れた日の昼下がり、茂吉は空を見ていた。夢の3LDKマンションの7階が茂吉の住まいだ。それはおいといて、雲ひとつないまさに快晴だった。だが今日の空は何かが違っていた。何が、こう、第六感で感じ取るような、違和感が、伝説のパイロット、茂吉にはあった。 茂吉「何か、嫌な予感がする。」
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