優曇華

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いつもと変わらない お互い慣れ合った日々 でもね私誓ったの もう逃げないと 少しの仕草さえ 脳裏に焼き付いて 離れない苦痛はもう ごめんだわ 君を前にすると 私が私の邪魔をする ずるいことして 誤魔化してしまう私 嫌いよ 「好きだよ」と 伝える勇気のないまま 近づいて 拍車の掛かった毎日を 変えるより 無理矢理にでも絡みつく 君が欲しくて 一本の電話さえ 赤裸々に表せない あなたと思うことだけを ただ強く求め 君はどうなのかな 本当の答えを知りたいけど 知りたくない この永遠のループが 重いよ もうやめて そんな君を見せないで 私だけ 嘘で塗り固めてもいいから いかないで どの瞬間さえも君と 見ていたいから ひとりじめしたい 先走る気持ちだけを風に乗せ 偽りない 眠れない結末さえ知らずに 「好きだよ」と 伝える勇気のないまま 近づいて 拍車の掛かった毎日を 変えるより 無理矢理にでも絡みつく 君が欲しくて まやかしでいいから 優曇華の華に私はなりたい
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