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帰ったら案の定リビングに明かりがついていて、先輩とリュウタの話し声が聞こえていた。
「た、ただいま!」
そう言うと、僕は足早に去ろうとした。
だけど、
「おい!亀!」
う…。
「な、何?」
もう!早く彼女を隠す為に部屋に行きたいのに!
「えらい早かったな!今日は女、釣られなかったのか?」
ニヤニヤ笑いながら先輩が挑発する。
「あのねぇ!釣られなかったんじゃなくて、釣らなかったの!」
もう、それ所じゃないの!
イライラしている僕の横で遂に
「にゃーん!」
あぁ…!
鳴いちゃったよ…。
「え?何?亀ちゃん、猫?」
リュウタが寄ってくる!
マズイ!
「何だ?どれどれ?」
せ、先輩まで!
うわっ!これって完璧マズイよね!
だって、これどう見ても人だもん!
「おい、これ…。」
「いや!先輩これは…!」
「汚ねぇ猫だな!」
…。
???
え?
「うわぁ、本当だぁ!汚い~!」
リュウタと先輩が嫌そうな顔をする。
でも、これ…。
「亀ちゃん、その猫ちゃんお風呂に入れてあげれば。」
リュウタにそう言われて、
「あ、あぁ…。そうするよ…。」
僕は猫(?)を連れてお風呂に向かった。
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