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私とハルは毎日の様にじゃれ合い、荒みゆく心を慰めあった。
ハルは私の知らない事をたくさん知っていて、たくさんの事を教えてくれた。
以前、住んでいた村の話
家族の話
友達の話
たくさんの楽しかった思い出
とても嬉しそうに話をする彼女だったが、時折、悲しげな表情をしていた。
どんどん忘れていくのだと。
だから私に話すのだと。
恐らく、毎日の食事の中に忘却剤を入れられていたのだろう。
「もしかして今の名前も、Jokerの名前も忘れちゃうのかな…」
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