第3話

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しかし、私の人生にも転機というものが訪れた。 友達、と呼べるものが出来たのだ。 その子はとても可愛らしい女の子で、コードネームをNo.Hといった。 その頃からだ。私は執着する、と言う事を覚えた。 彼女との出逢いは忘れてしまったが、Jokerと言うのは彼女が付けてくれた名前だ。 「ねぇ、名前決めようよ!」 「ナマエ?何、それ。」 「んっとねぇ、物とか人とかの呼び方みたいなの。これなら"ドア"とか。」 と、扉を叩いて言った。 「じゃあ、もうあるよ。コードネームみたいなものでしょう?」 そう言うと、彼女は勢い良く首を横に振った。
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