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夕陽が目に染みる。
西日は容赦なく僕の顔を照らしあげた。
「うぅ…」
眩しさで眼を覚まし時計を見る。僕が起きるには十分な時間だ。
枕元にあるコップをもち重い足取りで台所へいく。世間は水をわざわざ買っているようだが、めんどくさくてやっていられない。生水も案外いけるものだ。
なみなみと注がれた水を一気に飲み干し、少し意識が覚醒する。
部屋をざっと見渡す。
まずは洗濯をしよう。数少ない服がもう着れたものじゃない。
まずやることは決まった。
もう夜がくる。
また今日も僕にとっての一日が始まるわけだ。
また夜が始まるわけだ。
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