#3

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#3

  麦色の雑草に   ゆきとほし     なんにも着てないあたし         日差しは強く強く   白銀の世界を照らして   フラッシュバック   こじ開けられる鍵       ゴーグルを外して   凍る髪を拭った   雪は青く光って   また夜になれば   押し潰されそうな星に   あたしは悩まされる         夜光虫の如く   葉っぱに火を点ける       眺めてるのは雪の先 眺めてるのは星の先      
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